旅に出るとき、「どんな本を持っていこう?」と迷ったことはありませんか?
移動時間の長い新幹線や飛行機の中、海辺のカフェ、山の静かなロッジ――そんなシーンで読む本は、普段の読書とはまた違う特別な体験になります。旅の雰囲気に合う本を選べば、その場所での記憶と一緒に、本の世界も心に刻まれるはず。
そこで今回は、「旅のお供にぴったりな本」をテーマ別にご紹介します!
1. 旅をもっと特別にしてくれる「旅にまつわる本」
『深夜特急』(沢木耕太郎)
→ 「いつか旅に出たくなる」名作紀行
バックパッカーのバイブルともいえるこの作品は、著者が26歳のときにたった一人でユーラシア大陸を旅した記録。飛行機を使わず、バスや列車で国境を越えていくリアルな旅の描写は、読むだけでまるで自分も旅をしている気分に。
おすすめシーン: 夜行列車や長距離バスの中で読めば、より没入感が高まる!
『旅行者の朝食』(米原万里)
→ 旅と食がテーマのエッセイ
旅の醍醐味といえば「食」!ロシア語通訳者でもあった米原万里さんが、各国の食文化や旅のエピソードをユーモアたっぷりに綴ったエッセイ集。異国の市場やローカルレストランの風景が鮮やかに蘇ります。
おすすめシーン: 現地のカフェやレストランで、美味しい料理と一緒に楽しみたい!
2. 移動時間にぴったりな「読みやすい短編集・エッセイ」
『ボッコちゃん』(星新一)
もっとも短い作品は2ページだったり、スキマ時間に読み進めるのにピッタリです。内容も異世界のようものになっているので、旅で知らない地域に来ている時におすすめです。
3. 長旅でじっくり楽しめる「読み応えのある長編小説」
『1Q84』(村上春樹)
→ じっくり読める、不思議な世界観に没入できる一冊
旅の最中は、普段よりも非日常的な気分になれるもの。そんなときにこそ、村上春樹の作品がぴったり。現実と幻想が交差する独特の世界観に、長旅の間じっくり浸ることができます。
おすすめシーン: 飛行機や新幹線の中で、物語の世界にどっぷりハマれる!
『アルケミスト 夢を旅した少年』(パウロ・コエーリョ)
→ 「旅=人生」だと感じさせてくれる一冊
羊飼いの少年が、宝物を探して旅に出る物語。人生に迷ったときや、新しいことに挑戦したいときに読みたい一冊です。
おすすめシーン: 一人旅のときに、ふと自分の人生について考えたくなったときに。
4. 旅先の「現地を深く知るための本」
『坂の上の雲』(司馬遼太郎) → 松山・四国旅行に
明治時代の日本の成長を描いた歴史小説。主人公たちの故郷・松山を訪れる際に読むと、街の見え方が変わるかも。
『ノルウェイの森』(村上春樹) → 東京・神戸旅行に
村上春樹ファンなら、東京や神戸を訪れる前に読んでおきたい一冊。聖地巡礼しながら読むのも楽しい!
『雪国』(川端康成) → 新潟・温泉旅行に
「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」――新潟や温泉地を旅するときに読むと、情緒たっぷりの旅に。
5. 旅の終わりに読む「帰り道にぴったりの本」
『星の王子さま』(サン=テグジュペリ)
→ 旅の終わり、ちょっとセンチメンタルな気分になる帰り道に、心を温めてくれる一冊。
まとめ:旅のお供にぴったりな本リスト
🌍 旅の気分を盛り上げる本
✅ 『深夜特急』(沢木耕太郎)
✅ 『旅行者の朝食』(米原万里)
📚 移動時間にちょうどいい短編集・エッセイ
✅ 『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦)
✅ 『月と六ペンス』(サマセット・モーム)
📖 長旅でじっくり読む本
✅ 『1Q84』(村上春樹)
✅ 『アルケミスト 夢を旅した少年』(パウロ・コエーリョ)
📍 旅先を深く知るための本
✅ 『坂の上の雲』(司馬遼太郎)→ 松山・四国旅行
✅ 『ノルウェイの森』(村上春樹)→ 東京・神戸旅行
✅ 『雪国』(川端康成)→ 新潟・温泉旅行
🚄 帰り道に読む本
✅ 『星の王子さま』(サン=テグジュペリ)
旅の思い出とともに、物語も心に残る。
あなたの次の旅には、どんな本を連れて行きますか?📖✨
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