「読書を始めたいけど、何から読めばいいかわからない」
「難しい本は途中で挫折しそう…」
そんな悩みを持つ読書初心者の方に向けて、段階的に本を楽しめるロードマップを用意しました。いきなり難しい本を読むのではなく、「読みやすい本」から始めて、少しずつ読書の幅を広げていくのがコツです。
📌 ロードマップのステップ
- まずはサクッと読める本から(気軽に読める本を選ぶ)
- ストーリーを楽しむ(小説の世界に浸る)
- ためになる本に挑戦する(ビジネス書・自己啓発書に触れる)
- ちょっと難しい本にチャレンジ(教養を深める本を読む)
この順番で読むことで、無理なく読書を習慣化できます。では、それぞれのステップでおすすめの本を紹介していきます。
ステップ1:まずは「読みやすい本」で読書に慣れる
最初から難しい本を選ぶと挫折しやすいので、短めで読みやすく、ストーリーが面白い本からスタートしましょう。
『メメンとモリ』ヨシタケシンスケ
📌 読みやすさ:★★★★★(絵本の少し文字が多くなったくらいです)
📖 内容
メメント・モリ(いつか必ず死ぬことを忘れるな)というラテン語が元になり、メメンとモリという姉弟の二人のストーリーが載っています。
🎯 おすすめ理由
✅ 難しい言葉が少なく、初心者でも読みやすい
✅ 内容は考えさせられる、大人向けの絵本
✅ 読み終わった後もいい気持ちになる
『モモ』ミヒャエル・エンデ
📌 読みやすさ:★★★★☆(童話風で読みやすい)
📖 内容
時間泥棒に奪われた時間を取り戻すために、少女モモが奮闘する物語。哲学的なメッセージもありながら、ファンタジーとしても楽しめます。
🎯 おすすめ理由
✅ ストーリーがわかりやすく、読書初心者でもスムーズに読める
✅ 「時間の使い方」について考えさせられる深いテーマ
✅ 童話のような雰囲気で読んでいて心地よい
🔺児童向けで漢字が使われず、ひらがなになっている文字が多いので読むのが大変な時もある
ステップ2:ストーリーを楽しむ小説を読む
「物語に入り込む楽しさ」を知ることで、自然と読書が好きになります。ここでは、シンプルな文章で書かれた、没入感のある小説を紹介します。
『コンビニ人間』村田沙耶香
📌 読みやすさ:★★★★☆(短めの小説でスラスラ読める)
📖 内容
コンビニで働くことに生きがいを感じる主人公・古倉恵子が、「普通の人生とは何か?」を考える物語。社会の常識に違和感を持つ人に刺さる作品です。
🎯 おすすめ理由
✅ シンプルな文章で、初心者でも読みやすい
✅ 130ページほどの短編で、読書のハードルが低い
✅ 「普通とは何か?」を考えさせられるテーマ
『星の王子さま』サン=テグジュペリ
📌 読みやすさ:★★★★☆(短くて印象的なフレーズが多い)
📖 内容
砂漠に不時着した「僕」と、小さな星から来た王子の出会いを描いた物語。シンプルな言葉の中に、人生の大切な教訓が詰まっています。
🎯 おすすめ理由
✅ 短いので初心者でも読みやすい
✅ 一つ一つの言葉が深く、考えさせられる
✅ 何度も読み返したくなる名作
ステップ3:「ためになる本」に挑戦する
読書に慣れてきたら、人生に役立つ知識を得られる本にもチャレンジしてみましょう。
『嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健
📌 読みやすさ:★★★☆☆(対話形式なのでわかりやすい)
📖 内容
アドラー心理学をわかりやすく解説した本。他人の評価を気にせず、自分らしく生きるための考え方を学べます。
🎯 おすすめ理由
✅ 対話形式なので、初心者でも読みやすい
✅ 「自分の人生をどう生きるか?」を考えられる
✅ 読み終わると、前向きな気持ちになれる
『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン
📌 読みやすさ:★★★☆☆(少し長めだが、将来の役に立つ)
📖 内容
「人生100年時代」において、どのようにキャリアを築き、学び続けるべきかを考える本。20代のうちに読んでおくと、将来の選択肢が広がります。
🎯 おすすめ理由
✅ これからの時代の働き方・生き方のヒントが得られる
✅ 実生活に役立つ知識が詰まっている
✅ 20代のうちに読むと、人生設計の参考になる
ステップ4:「ちょっと難しい本」にチャレンジする
ここまで読めるようになったら、教養を深める本にも挑戦してみましょう。
『ノルウェイの森』村上春樹
📌 読みやすさ:★★★☆☆(上下巻があり、少し長い)
📖 内容
青年期の心のもやもやとしたものをうまく小説に落とし込んだもの。
🎯 おすすめ理由
✅ 表現が個性的
✅ 読書の持久力がつく
✅ 日本文学の有名な作家の作品である
まとめ:読書初心者のロードマップ
- まずは短くて読みやすい本 → 『メメンとモリ』
- 物語を楽しむ小説 → 『コンビニ人間』
- ためになる本に挑戦 → 『嫌われる勇気』
- 教養を深める本にチャレンジ → 『ノルウェイの森』
このステップで読んでいけば、自然と読書の習慣が身につきます。まずは「自分が興味のある1冊」から始めてみてください。
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