本好きにする方法/両親の作戦通り本好きになってしまった人の話

読書

「本が好きな子供に育ってほしい」「もっと本を読んでほしい」

と思っているお父さん、お母さんは多いのではないでしょうか。私は両親の作戦通り本好きになってしまった生粋の本好きです。

 どんな読書ライフかというと小学生高学年の頃にはもう既に図書室に毎日通ったり、校内の読書数一位で何年か表彰されたり、誕生日プレゼントに本を10冊ねだったり、広辞苑をねだったりする子どもでした。今でもたくさん本を読んでいます。

そんな私が今回、子どもを本好きにする方法(両親が私にしたこと)を紹介していきます。

1,両親も本好き

1番大きい要素がこれだったと思います。
実家にはそれぞれの本棚があり、父は東野圭吾、母は伊坂幸太郎の本をコレクションしていました。
本が視界に入ることで興味を持ちますし、親のすることを子どもは真似したくなりますから、読書をする姿を見せることは効果的でした。
今では以前よりも読書をする時間が減りましたが、両親がペンを持って勉強していたり、何かを読んでいるとモチベーションが上がります。
また、私が高校生頃からは小説を貸し借りしたり、感想を共有したりして楽しいです。

2,幼い頃からプレゼントは図書カード

幼少期を通して振り返ってみると、祖父母からのプレゼントは図書カードや服ばかりでした。これは両親以外からの影響ですが、使える範囲が本や文房具に限られるので本屋さんに向かう理由になります。

3,娯楽が少ない田舎に住んでいた

小学校前半期は娯楽が図書館か自然かしかないところに住んでいました。
小学生だけで遊びに行けるのは児童館か公園くらい。何をするにも車が必要でした。
イオンにも自力ではいけないため遊ぶところがなく、両親の運転する車で週末は図書館で本を借り、平日に読んで、次の週末で返すという生活を送っていました。

4,放っておく

子どもは「宿題やりなさい」だとか「本を読みなさい」という指摘をされると、さらにその物事に対するやる気がなくなっていきます。
両親は私のことを基本的に放っておく、見守るといった放任主義で育ってくれました。


自発的な行動をさせることは最も難しいと思いますが、見守りましょう。

5,読書を良いことだと捉える家庭環境


読書が勉強の邪魔になると思っている親御さんの下ではなかなか本を手に取りにくいです。
反対に本を読むことを肯定されている環境では、進んで読書したくなります。


結果的に読書は読解力の土台になりますから、何の教科の勉強にも役に立ちます。逆にこの読解力がなきゃ、数学の問題も生物の問題も解けません。

6,段階を踏む

読書歴の浅い子どもがいきなり分厚いハリーポッターシリーズを読むことは出来ません。身体の体力があるように、読書にも読み続ける持久力のようなものがあります。


私は物語系で例を挙げると、絵本⇨かいけつゾロリ⇨マジックツリーハウスor怪談レストラン⇨角川つばさ文庫や青い鳥文庫⇨一般向け小説、のように段階を踏んで、読書に慣れていきました。
本に興味を持つにあたって、図鑑もオススメです。1ページからでも楽しめるし、知らないことを本で知る喜びを体感できるからです。

7,語彙力がある、漢字がわかる

本を読む上で言葉の意味がわからないと、本の面白さは半減してしまいます。この項目はマストではないですが、少し本に興味を持ち始めた辺りで大事になってきます。
私の場合は、子ども用の国語辞典にどれだけ付箋を貼るかという遊びをしており、辞書の適当なページを開いてその見開き2ページの中で知らない言葉があると付箋に言葉を書くことで未知の日本語を知る喜びを感じていました。


これから知らないことが出てきても、私たち大人が必ず答えられるわけではありません。そのために子どもに自分で調べる力をつけてもらうことにも意味があります。本を購入すると同時に国語辞典もプレゼントしてみてはどうでしょうか。


また、漢字も読めないと読書のやる気が削がれてしまいます。子どもの学年に合わせた本を手に入れる、または漢字辞典も用意しておくと良いと思います。
私の両親は小学校に入学時点で、国語辞典と漢字辞典をプレゼントしてくれました。

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